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#11

この物語は「東方」と「岡崎朋也(CLANNAD)」のクロスオーバー作品です
原作とは異なるキャラクタの性格や設定が含まれています
#11「語られる真実」


「俺が…あんたに連れてこられた?」
紫「そうよ あなたとあなたの世界―そしてこの幻想郷のために」
「どういうことだ?」
紫「うーん 説明するよりも”理解してもらう”方が早いかしらね」
紫はそう言うと、朋也の頭を自分の胸のほうへ抱き寄せた
「なっ!?」
ふわりと、優しい女性の香りと柔らかさを感じた刹那 朋也の頭へ様々な情報が流れ込んでくる
紫は朋也の頭に手をかざし、光らせていた―それが情報伝達の方法らしい
「くっ…!」
混濁しそうな意識を抑える―これが10秒ほど続いただろうか
「はぁ…はぁ…」
紫「よく耐えましたね、朋也」
それが終わった瞬間、霊夢が走ってきた
霊夢「紫?…って、朋也!どうしたの!?
   まさかあんたが―」
「待ってくれ霊夢 俺から事情を話す」
戦闘の構えに移りそうになっている霊夢をそう言って止めた
霊夢「朋也…?」
まだ頭はクラクラするが、なんとかなるだろう

「俺の街は―世界は不思議な力があった
 その街は”人の想い”を力に変えていたんだ」
霊夢は黙って聞いていた
「だけど、その街は徐々に力を失っていた
 想いを力に変えるには、媒体となる人が必要なんだ
 そして俺には、人の想いを力に変える”力”が―役目があった
 だが…」
紫「彼は役目を果たせなくなった―原因はまだ言えないわ」
霊夢「それが、朋也がこの世界に来たことに関係あるの?」
「俺の世界が”揺らぎ”を発生させた―それがこの幻想郷に影響を与えている
 それを止めるために、俺はここに連れてこられた」
霊夢「それじゃあ 結界が安定しないのは…」
紫「あなたの想像通りよ、霊夢」

「そろそろ教えてくれ紫 俺は何をすればいい?」
紫「旅をしなさい―歩いて旅をするってことじゃないわよ?
  季節ごとに住居を変えるって感じかしら
  ―あなたの世界で言うホームステイね」
霊夢「それってどういう…?」
紫「岡崎朋也という人物はね 多くのヒトに関わってその力を発揮するの
  今ここにいる朋也は あまりにその関係が希薄すぎた
  ―だから、ここで多くのヒトに関わってもらうのよ」
(旅…俺に出来るのだろうか?)
紫「あなたにはヒトと付き合う才能がある
  それに妖怪と戦う力もあるはずよ」
朋也の考えを読んだように紫は言った
「俺に?」
紫「急ぐ必要はないわ―急いては事をし損じる、あなたも知っているでしょう?」
そう言うと紫は空間の―スキマの中へ体を沈めていく
紫「そうそう、あなたの能力だけど―
  ”あらゆるモノを理解する能力”よ」
スキマの中で、紫はさらに言う
紫「モノには物体の”物”と出来事の”もの”が含まれる
  時間がかかったり、知らないことはなかなか理解できないかもしれないけれど」
声が小さくなる
紫「あなたならできる―私はそう信じてるわ」
その言葉を最後に スキマが閉じた

霊夢「朋也…」
聞かされた話の衝撃からか、霊夢は驚いたような、泣きそうな、そんな表情をしていた
「ほら、そんな顔をするな まだ宴会は終わってないぞ」
気がつけば辺りには夕闇が広がり始めていたが、宴会はまだ終わりそうになかった
「話はまた明日にしようぜ」
そう言いながら宴会の輪へと足を向ける
霊夢は複雑な気持ちでそれを見ていた


続く?
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2010.01.07 Thu l 朋也と幻想郷 l COM(0) TB(0) l top ▲

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