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#17

この物語は「東方」と「岡崎朋也(CLANNAD)」のクロスオーバー作品です
原作とは異なるキャラクタの性格や設定が含まれています

まとめ:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-category-21.html
第一話:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-entry-294.html
↓から書き方を少し変更
守矢編:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-entry-329.html
#17「秋の神」


「こんなところに畑?」

空を飛ぶ練習をしていると、眼下に畑が広がっているのが見えた
見たところ、かなりの大きなもののようだ
よく見ると、その近くには小さな小屋も見えた
なぜかそれが気になった朋也は、その畑に降りてみることにした

「こんなに広い畑は初めて見たな
 でも 何でこんな人里から外れた場所に…」
ここは妖怪の山の中腹辺りで、とても人間が住んでいるような場所ではない
悩んでいると、後ろから声がかかった
「そこにいるのは誰?」
「作物泥棒なら…」
振り返ると、そこには二人の少女がいた
一人は赤い服に、紅葉の髪飾りを付けた少女
もう一人はクリーム色とオレンジの服に、ブドウの髪飾りを付けた少女だった
「いや、すまない ここに畑があるが見えて降りてきただけなんだ」
向こうに明確な敵意は感じないが、念のために謝っておいた
「そうなの?―ごめんなさい いたずらする妖精や妖怪が多くてね」
「私は秋静葉、こっちは妹の穣子よ」
そう自己紹介をされた
どうやら誤解は解けたらしい

この姉妹は秋を司る神で、この畑は彼女たちの畑らしい
これから収穫をするところで、農具の準備していたそうだ
「なぁ、俺にも収穫を手伝わせてくれないか?」
これも何かの縁だと思い、そう言った
「私たちは助かるけど…」
「いいの?かなり大変な作業なのよ?」
「あぁ、任せてくれ」
こうして、秋の神との収穫が始まった


少年少女収穫中…


確かに収穫は大変だった
実際に作業をしてみると、この畑は大きく、様々な作物が実っていた
特に収穫量が多かったのがさつま芋だ
一本一本が大きく、今まで見たものの2倍以上の大きさはありそうだった
これは穣子の持つ豊穣の力によるものらしい

「お疲れ様、二人とも」
静葉がお茶を差し出す
「あぁ、ありがとう」
「今年もまずまずの収穫だったわね
 ありがとう、朋也さん 助かったわ」
姉妹は上機嫌だった
例年よりはやや収穫量が少ないものの、質は十分に良かったらしい

二柱の会話を聞いているうちに、甘い香りが漂ってきた
「そろそろ焼けたかしら?」
「うん 良い匂い~♪」
静葉が落ち葉の中から焼き芋を取り出す
収穫した芋で早速作ったそれは、良い塩梅に焼けているようだった

「はい、朋也」
「ありがとう―これは…」
渡された焼き芋を割ってみると、輝く黄金色が顔を出した
それを一口齧ると、旨味が溢れ出してくる
しっとりとしていながらも、決して水っぽくなく
濃厚であるにもかかわらず、しつこさがない
まさしく、非の打ちどころのない焼き芋―
「こんなに旨いものがあったんだな…」
自然と称賛の声がこぼれた
「これが自然の力、大地の恵みよ」
「豊穣の神が作った芋だもんね 穣子」
穣子は嬉しそうに胸を張り
静葉も同じく嬉しそうに笑っていた


朋也はその後もう一本焼き芋を食べ、この姉妹に別れを告げた
別れ際に焼き芋をさらに五本、土産として持たされた
これならきっと早苗たちも喜ぶだろう
「秋の神…か、色んな神様がいるもんだな
 ―まだこの辺にも神様がいたりしてな」
朋也は微笑んでいた

出会いは人を変える―もっとも、変わりゆく本人には気付くことができないかもしれないが―


続く?
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2010.01.21 Thu l 朋也と幻想郷 l COM(2) TB(0) l top ▲

コメント

No title
オリキャラとか言われちゃってる秋姉妹じゃないだけでなんか幸せになれます。ほんわかとした二人らしさが出てていい感じだと思います!


…少し余計な発言失礼します。
ちょっとブツ切りなのか繋がっているのかよくわからない感じがしました。16の終わり方が「次でにとりが何かやる」という風に思えてしまい(調べる、ってのを直接会って何かするような感じに)、場面の転換に少し最初戸惑ってしまい…。毎話で会う人を変えるのなら、ラストで思わせぶりな発言を書くよりももっと露骨に場面転換をさせた方がいいような気がします。或いは始まりをもう少しゆっくりおだやかに描写する、っていうのもいいかもしれません。
また生意気、失礼いたしました…。
2010.01.22 Fri l クロスィ. URL l 編集
No title
ん~なるほど
確かに場面転換は急かもしれませんね
実際、連続的なストーリーではなく、一日一日をぶつ切りにして書いているようなところがあります
(設定が同じSSを繋げただけって感じですかね…)
この辺も迷いどころだったのですが、解決策が見つからずに先送りとなっております
次の紅魔館編は、もう少しスムーズ(?)になりそうですが…どうなるやら

にとりは「まだ」調べているところってつもりだったんですけど
ちょっと予告臭がきつすぎましたかね?
ちなみに、次の18話で登場します
(なんだかんだでチョイ役が多くなってしまったんだよね…)
キャラクタを本当に愛している人には悪いかもしれませんが
多くのキャラと関わる本作では、7~8割はほぼ一話限りの顔・名前ありのモブ扱いになってしまっています
もっとも、その「ちょっとした」出会いが人の(ここでは朋也の)成長に必要なんだと思っているのですが…

秋姉妹を書くのはなかなかに難しいですね
好きなキャラではあるのですが、静葉は原作でセリフがないという…
セリフ回しが姉妹そろって同じようになってしまうのは避けようかとも思いましたが、
変にキャラを作ってしまうよりも、このぐらいに落ち着いていた方が良いかな?と考えた結果がこれです
どっちのセリフか分かりにくい箇所は、脳内補完ってことで(マテ

蛇足ですが、秋姉妹は本気になればそこそこ強いと思っています
戦い向きではないとはいえ神であり、そもそも原作では
攻撃というより威嚇をしていただけなのでは?と勝手に解釈をしています
…まぁ毒にも薬にもならない伏線ですよ
2010.01.22 Fri l 神北クドリャフカ. URL l 編集

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