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この物語は「東方」と「岡崎朋也(CLANNAD)」のクロスオーバー作品です
原作とは異なるキャラクタの性格や設定が含まれています

まとめ:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-category-21.html
第一話:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-entry-294.html
↓から書き方を少し変更
守矢編:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-entry-329.html
紅魔館編:http://bslb.blog25.fc2.com/blog-entry-469.html
#38「図書館の司書」


紅魔館へ来て三日目
――朋也は彷徨っていた

「あれ?俺の部屋はどこだ…?」

この紅魔館の内部は外観よりずっと広く、目印となる物が少ない
同じような廊下が、同じような部屋が続くこの構造が、今は呪わしかった
昨日までは迷うことがなかったので安心していたのだが、油断大敵ということらしい
(どうしたものか……)
咲夜か、せめて妖精メイドでも捉まえれば何か聞けるかもしれないが、こんなときに限って見当たらない
とりあえず玄関か食堂まで行ってみようかと思ったとき、廊下の角から出てくる人影が見えた

「ちょっと待ってくれ!」
朋也は走ってその人影へ声をかけた
「はい?」
その人影―少女が振り向いた
長い赤髪がふわりと流れると同時に、その手に持っていた大量の本も揺れた
「あ、わっ!わぁぁ!?」
本を落とさないようにバランスを取ろうとするが、一度崩れたバランスは元には戻らない
そのままグラグラと揺れ、持ち手諸共床に落ちた


「確かにこの館は広いですよね~」
本を持った少女――小悪魔がそう言った
小悪魔は図書館の司書をやっており、レミリアが読んだ本を戻しに行くところだったらしい

「その…顔、大丈夫か?」
朋也が小悪魔の顔――額を見て言う
さきほど倒れたときに床に落ちた本でそこを打ち、少し赤くなっていた
「あはは、大丈夫ですよ」
小悪魔が恥ずかしそうに笑うと、頭の羽もパタパタと動いていた

「それより、本当に良いんですか?」
小悪魔は朋也の手元を見て言った
その手元には本がある
小悪魔を転倒させてしまったお詫びと、道案内の礼ということで半分ほどを持つことにしたのだ
「これぐらい、どうってことはないさ」
朋也は笑って答えた

だが、内心では少し後悔していた
(よくこんな量持ってたな…けっこう重いぞ…)
小悪魔の持っていた本は15冊ほどであったが、そのどれもが立派な装飾がされていた
そしてなにより、分厚いものが多かった
朋也が持っているのはたった7冊であるが、少なくとも10kgはありそうだった
「大丈夫ですか?この本、圧縮の魔法がかかってて重いんですよね」
これらの本は内容を圧縮して詰め込んでおり、見た目以上に重い
あまりに本が多く、図書館が満冊となったときにパチュリーがそういう魔法を施した
そう、小悪魔は説明した

最近のレミリアは暇を持て余しており、その暇つぶしに本を読んでいるらしい
そして、その本の運搬や選本は小悪魔がやっているとのことだ
選本はパチュリーがやらないのかと聞いたが、パチュリーが断ったとのこと
「レミィの暇つぶしには付き合ってられないわ、あなたが適当に選んでおきなさい」
そう小悪魔に言ったきり、このことには関わっていないらしい
”あはは、これも仕事のうちです”と笑っていたが、少し疲れているように見えた
実際、館の主の世話をするのは精神的に疲れるのかもしれない――咲夜はそのように見えないが

そうこう話しているうちに、二人は図書館へ着いた
「ありがとうございました、朋也さん。――この後、何か予定ありますか?」
朋也に礼を言った後、小悪魔はそう聞いてきた
「いや、特にはないけど」
小首を傾げ、頭の羽を動かす姿が可愛らしい
「それじゃ、少しお茶していきませんか?」
断る理由もないので、朋也はその提案に乗ることにした


続く?
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2010.05.02 Sun l 朋也と幻想郷 l COM(0) TB(0) l top ▲

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